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Vマウントとは何だったのか

次期インプレッサのコメント欄で、インタークーラーの搭載位置について話が出ましたが、インプレッサのWRカーはインプレッサWRC2004からVマウントと呼ばれる冷却装置の搭載方法を採用していました。これは横から見るとに見えるように、上のインタークーラーと下のラジエーターが傾けられて搭載されており、前面から入った空気がインタークーラーを通ったものはボンネット上へ、ラジエーターを通ったものはバンパーサイドから排出され、より多くのダウンフォースを得られるようになっていました。今のWRカー(インプレッサWRC2006)はインタークーラーの搭載位置がより水平になっています。

インプレッサWRC2006がこだわりの「斜めラジエターマウント」をついに廃止(AUTOSPORT WEB)※要登録

すでにキプロス・ラリーは始まっていますが、インプレッサWRC2006は更なる改良を受け、ラジエーターが垂直に搭載されるように変更されたそうです。ごく普通の搭載方法になったわけですね。
サーキットやターマックでは良かったのかもしれませんが、埃や土の舞うグラベルを走ることが多いラリーにおいては向いていない搭載方法だったのでしょう。
来季のインプレッサWRカーはWRC2007になるのかWRC2006の改良に留まるのか分かりませんが、今までの方向性が間違っていたゆえに、あらゆる所を改善しないと勝てないでしょうね…。

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