これでは脆すぎる
世界中で電気自動車の開発が進められていますが、日本でもスバルの「R1e」や、慶応大学の「エリーカ」などが開発中です。特に熱心と思われるのは三菱で「i MiEV」の2010年市販化に向けて動き出しています。
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こうした普通車・小型車ではなく、ミニカー(道交法では自動車だが、道路運送車両法では原動機付自転車扱い)の分野では、以前から光岡のマイクロカーなどに電気自動車がラインナップされています。
海外でもこういうミニカーの電気自動車は販売されていて、有名なのはインドのREVA Electric Car社が生産している「Reva」でしょうか。このクルマはイギリスでもGoinGreen社から「G-Wiz」の名前で販売されており、Responseの記事によるとロンドン市内には充電スタンドまであるそうです。
ただ、このG-Wizですが、衝突安全性について疑問符が付くようです。
Electric shock(TopGear)
Electric cars: shocking in a crash(AUTOCAR.co.uk)
動画(要RealPlayer)を見てもらうと判りやすいとは思いますが、このクルマにとっては最高速度(65km/h)に近い速度での試験であり、また街中で低速で走る通勤車両として販売されているとは云え、対向車と衝突したときのことを考えると危険だと言わざるを得ません。このクルマはサイズの割には車重が750kgほどあるのですが、やはりバッテリーが重いのでしょうか?メーカーのページを見ると、乗員をスチール製のスペースフレームで守るようなことが書かれていますが、TopGearの動画を見る限り、かなりキャビンが変形していて中国製SUV以来の衝撃的映像となっています。
ちなみにこのクルマ、日本国内に於いても販売されています。
ミニカーではなく軽自動車扱いで。
メーカーは安全性向上対策を速やかにしていただきたいです。
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