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日本だと話が変わるかもね

ハイブリッド車等はガソリン車より総コストで得か:調査結果WIRED VISION

ハイブリッド車とクリーンディーゼル車は、同車種のガソリンエンジン車と比較してトータルコスト的にどうなのか?という話。
但し元記事はUSAでの話ですが。

>IntelliChoice.comでは、51種類のハイブリッド車とクリーン・ディーゼル車を分析し、それぞれを同じ車種のガソリン仕様と比較した。評価項目は、5年間つまり約11万キロメートルの走行における燃料費、維持費、中古車としての資産価値、保険および税金、そして登録料金の5つだ。

この調査によると、大部分の車種がガソリン仕様より、ハイブリッドまたはクリーンディーゼルの方がトータルコストが安く済むという結果が出たそうである。
ちなみに1番経費を安く抑えられたのはVWのジェッタTDI(クリーンディーゼル)で、ガソリン仕様より2,070ドル高額にもかかわらず5年間の削減経費は6,210ドルにもなるとのこと。2位のトヨタ・プリウスは純ガソリン仕様が無いためにカムリとの比較になっているが、そのカムリより1,805ドル高額でも5年間の削減経費は4,930ドルだそうだ。

もちろんこれをそのまま受け入れるわけにはいかないだろう。何しろ向こうと日本では保険も税金も違うし、燃料費も違うし(ガソリンと軽油の税額に差がある)、年間走行距離も違うし、買い換え間隔も7年どころか更に長くなる傾向がある(参考:イザ!)。
それにクリーンディーゼル乗用車なんて、今の日本では売っている車種が非常に少ない。
ああっ!プリウスは向こうでは輸入車だけど、こっちだと国産車だ!

日本でも何処かの第三者機関なり消費者団体なりでこういう検証をしてくれないものだろうか?
あとついでにCO2排出量の違いも分かると良いのですが…。メーカー側が原材料採掘時点から工場を出荷するまでの総CO2排出量を公表していないから無理か…。
エコノミーかどうかはともかく、エコロジーかどうかは判断しにくいんですよね~。

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コメント

 今の時代「エコロジー」を謳うのなら…やはり製品が生まれてから廃棄されるまでを示してもらうのが一番わかりやすく明快だと思いますけれど、やはり「エコノミー」に直接的に絡むからか…日本だとイメージ先行ですよねぇ。
 サイゾーの記事でト∋タのダブスタがチラッと書かれてましたけど↓
http://www.cyzo.com/2008/06/post_650.html
 やはり企業としてはエコノミー>エコロジーなのでしょうし、ソレを抽象化させつつ謳い文句にしやすいから「エコ」と略してるのかな…と邪推してしまう部分もあるかも。

 自動車ジャーナリストでも、そういう観点で取材したり考察されて記事を上げていらっしゃる方って少ないですよねぇ…ワタシが知っているかぎりだと、清水和夫氏がブログで触れるくらいなのかな、と。

投稿: ながみ@GF8C | 2009/07/19 21:35

>>ながみ@GF8Cさん
>ダブスタ
海外だと批判記事出ていましたけど…、URL忘れてもーた(汗)。ジェレミーなんか何時も文句言いまくりですが(笑
国内だと記事にするのがゴシップ系・タブロイド系ぐらいですね~。

IntelliChoice.comの調査って下取りに出すことが前提の調査なので、1台のライフサイクルでどうなのかという観点が抜けているので、あくまで一般消費者にとってエコノミーなのかどうかしか調査していないのが残念です。

投稿: 奇妙な青 | 2009/07/20 10:22

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